◆ USBメモリに空き容量があるのにファイルコピーできない時の解決法

USBメモリや外付けHDDにファイルをコピーしようとすると、容量は十分あるのにエラーが出てコピー出来ない場合があります。
原因は、コピー先のUSBメモリや外付けHDDのフォーマット形式が大きなファイルサイズに対応していないためです。

大きなファイルサイズに対応したフォーマット形式に変更すれば、コピーが可能になります。

エラー表示内容

  • Windows 7
    「ファイルが大きすぎます。ファイル’xxxxx’は大きすぎて、対象のファイルシステムに入りません。」

コピー出来ない原因

店で売っているUSBメモリは、買ったばかりの時には「FAT32」というフォーマット形式になっています。
また、外付けのHDDは「FAT32」又は「NTFS」という、どちらかのフォーマット形式になっています。
フォーマット形式が「FAT32」の場合、1つのファイルの最大サイズは4GBの制限があります。
動画ファイルの大きな容量のファイルをパソコンからUSBメモリ/外付けHDDにコピーする場合にエラーになる場合が多いです。

動画ファイルなどの大きなデータもUSBメモリや外付けHDDにコピーできるようにするためには現在の「FAT32」のフォーマット形式を、

   Windowsなら「NTFS」または「ExFAT」の形式
   Macなら「HFS+」または「ExFAT」の形式

に変換する必要があります。

一見、「ExFAT」が万能で良いように見えますが、「NTFS」や「HFS+」とくらべてデータが壊れやすいという欠点があります。

これは、「ExFAT」が「FAT32」の拡張版なので、「FAT32」の欠点をそのまま引き継いでいるからです。

よって、WindowsとMacで両方で使いたい場合に限り「ExAFT」を使い、Windowsでしか使わないなら「NTFS」、Macでしか使わないなら「HFS+」が理想的なフォーマット形式になります。

Windowsでコピーできるようにするための方法

※ 重要!前準備
フォーマットをするとすべてのデータが消えてしまいます。

フォーマット作業を始める前に、USBメモリ内のデータのバックアップを取ってください。

バックアップ先は、パソコン本体・別のUSBメモリ・外付けHDDなどを使ってください。

NTFS形式へのフォーマット手順

1. パソコンの「マイコンピューター」または「コンピューター」に表示されている外付けHDDのアイコンをマウスで右クリックしてメニューを表示します。

その中の「フォーマット」を選びます。

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2. 「フォーマット」が表示されたら、「ファイルシステム」を「NTFS」に指定します。

ここに画像2

3. 「ボリュームラベル」に適当な名前を付けます。

ここに画像3

4. 「フォーマットオプション」の「クイックフォーマット」にチェックを付けます。

ここに画像4

5. 画面下のボタン「開始」をクリックして、フォーマットを開始します。

ここに画像5

6. フォーマットの確認画面が出ますが、ボタン「OK」をクリックして実行します。

ここに画像6

7. 2〜3分以内ぐらいにフォーマットが完了したら、NTFSフォーマットの変換作業完了です。

これで4GB以上の大きなファイルでも書き込みが可能になりました。

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